2025/12/17 12:17
サーキットが劇場へ — 『映画 F1』と『OMP』

世界中の映画館で待望の『F1:The Movie』が公開となった2025年6月、Racing Force Groupの3ブランドであるOMP、ベル・レーシング、レーシング・スピリットにとって、この瞬間は計り知れない誇りとなりました。物語の中心となる架空のAPX GPチームの公式レーシングウェア、ヘルメット、チームウェアのサプライヤーとして、2年以上に渡る取り組みの集大成でした。
この試みは、実在のチームとのコラボレーションに非常によく似ていました。特筆すべきは、俳優のブラッド・ピットとダムソン・イドリス、そして彼らのスタントマンが着用したONE-Sスーツ等のOMPの最高級耐火製品および、ベル・レーシングの先進的なヘルメットは全てFIA公認モデルだったことです。これにより、実際のレースで使用されているものと同じ厳格な安全基準が、トラックでの撮影でも確保されました。一方、レーシング・スピリットは、あらゆる場面でスタイル、独創的なビジュアル、そしてパフォーマンスを融合させたアパレル製品をAPX GPクルーに提供しました。

この映画では、アカデミー賞を2度受賞したブラッド・ピットが、1990年代にF1で頭角を現した期待の星、ソニー・ヘイズを演じている。彼はサーキット事故でキャリアを危うく絶たれるところだった。30年後、モータースポーツの下位カテゴリーで活動を続けることになったヘイズの前に、かつてのチームメイトで、財政難に陥るAPX GPチームのオーナー、ルーベン・セルバンテス(ハビエル・バルデム)が現れる。ルーベンはソニーを説得し、新人ドライバーのジョシュア・ピアース(ダムソン・イドリス)の指導役としてF1に復帰させる。

ジョセフ・コシンスキー監督とジェリー・ブラッカイマー、7度のワールドチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトン、そしてブラッド・ピット率いるプランBエンターテインメントを含むチームが制作した『F1:The Movie』は、モータースポーツ映画に嘗てないレベルの実態像と真実味をもたらすことを目指して構想されました。
この目標を達成するために、OMP、ベル・レーシング、レーシング・スピリットの協力は当初から不可欠でした。これにより、3つのブランドはそれぞれの歴史に新たな記憶に残る一章を刻むことができました。そして次なる第二章 ― 続編『F1:Two』へ期待が寄せられています。

